◆2日目の山頂アタックで彼氏に異変
五合目をお昼頃に出発し、この日泊まる八合目の山小屋には午後4時前に到着と順調な滑り出し。翌日の山頂へのアタックに備え、早めに夕食を済ませて6時過ぎには就寝。夜中の12時過ぎに起き、山頂へのアタックに備えて準備を始めます。
「とはいってもメイクは通常の2~3割の簡易的なもので済ませたため、支度は15分程度で完了。体調は足に少し張りを感じましたが6時間寝て身体を休めることができたし、特に具合が悪いとかはなかったです。
でも、彼氏は初日のような元気はありませんでした。心配して声をかけると『大丈夫』と言葉少なに返事していましたが、明らかに身体が重そうな感じでした」
山小屋を深夜1時前に出発しますが、こんな時間にも関わらず登山道は山頂を目指す人たちで大混雑。
富士山を登ったことのある方ならわかると思いますが八合目から先は険しさが一層増し、梨加さんも満天の星空を見る余裕などはなく、一歩一歩を前を進むことに必死だったといいます。
「私ですらこんな調子です。彼氏は足取りも遅いし、後から登ってくる方たちに次々と追い抜かれていきました。
わたしは彼氏に寄り添って『急がなくていいからね』と言葉をかけていたのに『足が痛い』『疲れた』など弱音を吐き始めたんです。
そもそも富士山に登ろうって提案してきたのは自分じゃないですか。こっちだって筋肉痛に加えてヒザの痛みもあり、それに我慢していたのに彼氏の態度には本当に幻滅しました」
大幅にペースダウンしたことでご来光までに山頂に登ることはできず、9~10合目の途中で拝むことになってしまったそうです。
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