King & Princeの永瀬廉への殺害予告をネットに書き込んだとして、岡山県内の50代の女が脅迫容疑で書類送検されたと21日に報じられた。女は「Number_iのファン」と報道されており、両グループのファンによる争いの過激化を象徴する事件だと話題になっている。

 女は岡山県内に住む50代の主婦で、送検容疑は2023年12月23日の午前3時ごろ、ネット掲示板「5ちゃんねる」に「永瀬刺し殺すぞ」と書き込んだ疑い。永瀬の所属事務所が警察に相談して事件が発覚し、警視庁赤坂署がIPアドレスなどで女を特定した。

 時事通信の報道によると、捜査関係者が「女はNumber_iのファン」だと明かしており、女は「掲示板に永瀬のファンがNumber_iへの中傷を書き込んだためやり返した」という趣旨の話をしているという。

 滝沢秀明氏が率いる「TOBE」に所属するNumber_iは、昨年5月にKing & Prince(キンプリ)を脱退した平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人で結成。King & Princeは永瀬と高橋海人の2人体制となり、グループが分裂したかのような状況となった。

 以降、キンプリファンは侮蔑的な意味を込めてNumber_iを「ぬんべり」と呼んだり、平野らメンバーを攻撃したりといった行動が目立つように。その一方、Number_iのファンもキンプリのメンバーを中傷するような言動が相次ぎ、双方のファンによるバトルが過熱していた。

 その影響でファンが過敏になっている部分もあり、お笑いタレントの古坂大魔王が19日付のSNSで「ガチガチのアイドルが、急転換してぶっ飛んだ曲やり始めて、元からのファンの人たちが嫌がってるのを見て、安室奈美恵の時を思い出してとても可能性を感じてる」などと投稿したところ、一部で「急転換したのはNumber_iのことで、元からのファンはキンプリファンのことでは」との声が噴出。キンプリファンから批判が相次いだほか、悪質なレベルの誹謗中傷も寄せられた。