その2:取り分け文化はまだ残っていた

そして、同じテーブルにいた女性が、大皿料理を取り分けてくれたことにも、心が揺れ動いてしまいました。「ああ、そんなことさせてしまって申し訳ない!」と思ったのと同時に、「令和になってもまだ、飲み会では若い女性が取り分ける暗黙のルールがあるのか!」という小さな絶望感。

とはいえ、わたしが取り分けたら取り分けたで、若者たちに気をつかわせてしまう…。「気をつかわないでくださいね。各自で取り分けましょう」と言うのも、良かれと思ってやっている人にとっては圧になってしまうかもしれない。

結局、「ありがとうございます。あとは自分で取り分けるからね」と、取り分けてもらったのですが、「ああ…若者に取り分けてもらってしまった」と軽く落ち込みました。

もう、「職場の飲み会では、自分が食べる分以外取り分け禁止」と共通ルールを設定してほしいくらいです。

その3:どうほめたらいいのかわからない

さらに、この会の数日前に、社内で「ハラスメント研修」を受けたことで、「相手の服装や髪型など、見た目をほめることもハラスメントになる可能性がある」ということを改めて認識しました。そのため、久しぶりにリアルで顔を合わせた同僚たの髪型、服装がステキだと思っても、うかつにほめられない…。そうすると一体何を言えばいいのかわからない!

その結果、同じチームの年下の女性のことを以前から、「〇〇さん(某モデルさん)に似ているな」と思っていたので、それを伝えたのですが…。伝えてから、「あ、でも、もしかしたら(その女性が)〇〇さんのことあまり好きじゃないかもしれないから、そうだったらごめんね。わたしは〇〇さんとっても好きなんだけど…!」と、言い訳しまくりながらほめる始末。もう、これなら言わなければよかった気がします。

「大人数の飲み会(に参加する)力やメンタル」がめっきり衰えた自分を自覚しながら、「きょうの自分の言動は大丈夫だったのだろうか…」とふりかえり&反省しながら帰宅しました。でも、この反省会までが、わたしにとっては飲み会です。