おそらく、木村としては特に意識したわけではない行動なのだろうが、好感度が急上昇しているようだ。先述の「猫ロボットに驚愕」といった、ふだんは見せない素顔がうかがえるリアクションも含め、急激にネット上で「愛されキャラ」化している。

 そんななか、今まで木村のイメージをプロデュースしているといわれた工藤の手腕に対し、ファンから疑問の声が上がり始めているようだ。

 木村は長らく「スーパースター」のイメージを維持してきたが、これは工藤の意向が強いとされる。ある番組で明石家さんまと木村が共演した際、木村が上半身裸になる流れになったが、オンエアを見ていた工藤から「こっちの都合もあるから、勝手に脱がさないで」とさんまにクレームが入ったというのは有名な話だ。それくらい、工藤は夫の“プロデュース”に力を入れてきた。

 しかし、木村がスーパースターであることは世間も分かりきっており、それを過剰にアピールすれば鼻につくだけ。それが木村への批判が絶えない原因にもなっていた。今回の動画で今まであまり見せなかった木村の飾らない素顔が映し出され、それが好感度の爆発的な上昇につながっていることから、一部ファンの間では「工藤静香のプロデュースが間違っていたのでは」との声が噴出している。

 今月14日に実施した初のインスタライブでは、スーパースター感が強めだった木村。その時はファンからの「会ったら声かけてもいいですか?」という問いに対して、「いや、全然構わないですよ。むしろちゃんと『Say Hello』してくれたほうがうれしいかなと思いますね」と答え、この「Say Hello」発言はネット上で嘲笑混じりのネタにされてしまっている。

 もはやスーパースター感をあえて出す必要はなく、木村の今後の路線としては素顔をそのまま見せていくほうが正解なのかもしれない。