紀州ほそ川が手がける「紀州梅そだち」を飼料として与えた真鯛を使った商品が、8月20日(火)~23日(金)の期間限定で、くら寿司のくらの逸品シリーズに「和歌山 梅育ち真鯛」240円(税込)として登場する。

研究にこだわりあり。100年続く梅干し屋


和歌山県みなべ町で100年続く梅干し屋「紀州ほそ川」。


日本でもいち早く梅の用途研究をはじめ、梅酢の有効成分に着目し、1996年には梅水を真水に変える技術を応用した特殊装置を設置した。この革新的な機器と技術により、梅酢から塩分だけを取り除き、梅酢有効成分群を活用できるようになった。

「紀州ほそ川」は、研究に基づいた「科学的根拠」と、受け継がれてきた「伝統食材」に真剣に向き合うことを信念とし、新しい市場の創造と情熱を注ぎ、挑戦を続けている。

紀州梅の有効成分を抽出加工したエキス


「紀州梅そだち」は、紀州梅の有効成分を特殊製法(特許取得済み)で抽出加工したエキスで、和歌山県農林水産部と5年の研究の末開発された。


鯛や鮎などの養殖用飼料に加え、鶏・採卵鶏、豚などの畜産用飼料としても利用されている。肉質改善・栄養価の向上などにより製品の差別化を図れることから、食品のブランド化に用いられるほか、生産性の安定・歩留まり向上などの効果も期待できる。


「紀州梅そだち」の取り組みは、民間、各省庁から評価され、安藤百福賞発明発見奨励賞をはじめ、中小企業庁長官賞、和歌山県農林水産業賞などを多数受賞している。


「紀州梅そだち」を与えた鶏「紀州うめどり」は、やわらかくジューシーで、臭みがなく、世代を超えて支持されている。有名な地鶏を抑え、2008年食肉産業展地鶏銘柄鶏食味コンテストで最優秀賞を獲得した。


「紀州うめぶた」は、甘みがあってサラリとして口どけのよい脂で、時間がたっても変わらない新鮮さが特徴だ。

身のしまりが良く臭みのない脂の真鯛

今回、くら寿司のバイヤーが厳選した高付加価値な魚や地域の地魚などを数量限定で楽しめる「くらの逸品シリーズ」に、「紀州梅そだち」を与えた真鯛が登場。4日間限定で販売される。