また、第3話の「整形で別人になっていた」というオチが、「整形で人が入れ替わるのは、ミステリーとしてなしだと思う」と物議を醸すなど、現実離れしたストーリーも時おり物議を醸しているようだ。

2位も日テレ、『マル秘の密子さん』は44%減

 2位は同じく日テレ系の『マル秘の密子さん』(土曜午後10時)で、44%減。第1話の3.6%(世帯6.7%)に対し、第4話は2.0%(世帯3.9%)だった。

 同作は、『半沢直樹』(2000年版)や『ノーサイド・ゲーム』などTBS系「日曜劇場」枠のヒットドラマを多く手がけた丑尾健太郎氏が中心となって脚本を手掛けるオリジナル作品。

 手段を選ばず依頼者を変身させて成功へと導くトータルコーディネーターを演じる福原遥のほか、上杉柊平、清水尋也、志田彩良、吉柳咲良、松雪泰子らが出演している。

 ネット上では「福原遥がとにかくかわいい」「ドキドキの展開で面白い」と好意的な声も多く、評判は上々。ただ、同枠では前クールのSixTONES・森本慎太郎主演『街並み照らすヤツら』が、コア視聴率で0%台を記録するなど爆死状態であったため、なかなか視聴率が安定しない枠ともいえる。

目黒蓮『海のはじまり』は視聴者の心をがっちり!

 3位は飯沼愛主演『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系、火曜午後9時)で、下落率は40%。初回から個人2.5%(世帯4.6%)と低空発進であったが、第4話ではさらに1.5%(世帯2.8%)まで落ち込んでしまった。

 ただ、同作は10代女性の利用が3割以上を占めるTVerでは健闘しており、視聴者層の偏りが目立っている。

 逆に平均個人視聴率の減少率が15%以下だったのは、『科捜研の女』(テレビ朝日系、水曜午後9時)、『笑うマトリョーシカ』(TBS系、金曜午後10時)、『海のはじまり』(フジテレビ系、月曜午後9時)の3作品。

 中でも、Snow Man・目黒蓮主演の月9『海のはじまり』は、同ランキングで唯一減少しておらず、初回・第4話ともに個人4.6%で増減なし。視聴者の心をがっちりと掴んでいる様子がうかがえる。