◆エリートになったのは少数派
逆にどれだけ勉強しても、効果どころか心を病んでドロップアウトしてしまった子も少なくないとのこと。
「医者になったり海外で弁護士やっていたりとか、親の思いどおりになった家庭はごく少数です。あの早期教育に費やしたお金を、別のことに使っていたらねえ……なんて、このあいだママ友たちと笑い合いました。ギャー!とか泣いている子に、音楽どころじゃないだろう。昼寝のほうが大切だったよね、とか」
教育熱心な家庭の子どもたちを数多く見てきて、「親や学校に反抗できる子どもはまだいい」と歩さんは話す。大人しくいうことを聞き、真面目に取り組んでいた子ほど、ある日突然引きこもってしまうケースをよく見かけるという。
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