◆合意のうえのくじ引きだったのに、選ばれた全員がPTA役員を拒否!

5年前に息子が小学校に入学した安藤美子さん(仮名・38歳)も1年生のクラス保護者会では役員選びが難航。

そこで参加者全員の合意のもと、クジ引きで決めることにしたそうですが、選ばれた3人のママさんは「くじ引きで決めるのはおかしい」や「これは無効」、「改めて別の方法で決めるべき」と大騒ぎ。かたくなまでに役員になることを拒み、当初予定していた45分から1時間半近くオーバーしても納得してもらえず、役員を選出できなかったそうです。

「全員納得のうえで抽選にしたのだから有無を言わさず認めさせればよかったんです。でも、担任だった20代の若い女の先生は、抗議してきたママさんたちの迫力に気圧(けお)されちゃって。かなり気の強そうな方たちだったから私たちも面と向かって何も言えなくて……」

変わりゆくPTA。なんと“外注サービス”まで登場
仕方なく美子さんを含む、別の保護者が後日PTA役員に名乗りを挙げることに。

とりあえず、この問題はひとまず解決しましたが、当初抽選で選ばれた3人からの謝罪やお礼の言葉は一切なかったといいます。

「一言くらいあって然るべきだと思います。けど、地元のスーパーなどで顔を合わせても挨拶こそありますが、この件については触れようとしません。息子は彼女たちの子供とそこまで親しくなかったので互いの家に遊びに行くような関係でもなく、ママ友としての付き合いもなかったんです」