◆楽しいお花見が「マウンティングの戦場」に

楽しいお花見が「マウンティングの戦場」に
写真はイメージです。(以下同じ)
 卒園を迎えた幼稚園ママグループで、お花見をしようと話が持ち上がりました。集まったのは親子10組ほど。幼稚園の同じクラスのママから広がった輪で、中にはあまり顔なじみのない人もいました。

 子どもたちが楽しそうに公園を駆け回っている姿を眺めながら、ママたちは談笑。はじめは幼稚園での思い出話などに花を咲かせていましたが、徐々に話の内容が謎のマウンティング合戦に発展していきます。

 子どもを介しての関係なので、子どもたちや幼稚園の話で終始しそうなものですが、なぜか途中から「〇〇ちゃんの旦那さんて、大手メーカーに勤めてるんだよね?」とか「うちのパパは公務員だし~」と、なぜか夫の職業自慢合戦に。

「みんな楽しそうに話しているのですが、わたしは他人の旦那さんの職業には興味が持てず、だんだんしらけてしまいました。大手にお勤めはすごいかもしれないですが、自慢げに話すそのママがすごいわけでもなく、旦那さんがすごいわけで。『そんなすごい夫と結婚している自分』の自慢なんですかね? よくわかりません」

 心の中ではしらけつつ、それなりに相槌を打っていた渡辺さん。