◆ついに流れ弾を食らう
そこからだんだんマウンティング合戦はヒートアップ。なんとなくマウンティング合戦に負けたような雰囲気のママが渡辺さんに話しかけてきました。
「わたしは幼稚園のある地域から少し離れた新興住宅地に住んでいるのですが、あまり関わりがないママから『ところで渡辺さんはどこに住んでいるの?』と聞かれて答えたら、そのママが急に不機嫌になりました。『あら、いいところにお住まいでらっしゃるのね』と意地悪そうに言われてしまいました」
地方出身で、土地勘がない渡辺さん。同じく地方出身の夫が閑静な場所に住みたいと購入したマンションなので、その土地についてよく知らなかったのですが、バブル期に開発されたこの住宅地は高級住宅地として知られていたそうです。
「昔はどうあれ、今はそこまで高級住宅地という雰囲気はないですし、ご近所さんもごく普通のサラリーマンです。田舎なので周りにも店が少なく、意地悪なことを言われるほどすごいところに住んでいる自覚がないですし、自慢もしていないのにイヤミを言われてイラっとしました」
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