◆違和感を無視しなければ、きっと別の人生も…

 嫁姑バトルは“形だけ”終止符を打ち、根本的な解決はしていない模様。咲恵さんは他の家庭で「姑との関係は良好」との話を聞くと複雑な感情が芽生えると本音を漏らしました。

「(姑は)息子を私に取られたと思っているのかな? あれだけ厳しく教育していたのに、旦那には苦言を呈することもないらしいですから。もう会わないからなんでもいいやと諦める反面、お互いの実家とうまくやる友人を見ると羨ましく思えちゃって」

 誰かといがみ合い、確執を生みたいと思う人はまずいません。お姑さんが心を入れ替え、話し合う機会が作れるのなら関係の修復を期待できるものの……。残念ながら現時点では希望が持てない状態だそう。

「授かり婚、そんなにいけないことなんですかね。私があの時、感じた違和感を見逃していなければ、もっと別な人生もあったのかなぁ……」と呟く咲恵さんは暗い表情を浮かべます。

 そんな姿を見て、彼女の幸せを願わずにはいられませんでした。

<文/たかなし亜妖>

【たかなし亜妖】

元セクシー女優のフリーライター。業界卒業後は一般企業へ入社。ゲーム制作に携わった過去を持つ。好きな物は漫画、アニメ、映画、美容、占い。そろそろ顔面課金額が数百万円を超えるとか。日刊SPA!等多方面で活躍中。

Twitter:@takanashiaaya