ベンチャー転職に向いている人・向いてない人

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ベンチャー企業への転職はメリットとデメリットの振り幅がとても広いため、向いている人とそうでない人がはっきり分かれる傾向にあります。

ベンチャー企業に向いている人は、次のような特徴があります。

・    環境適応能力が高い
・    自分の将来設計が明確
・    マルチタスクをこなすことが得意
・    給料や福利厚生などの条件よりもやりがい重視
・    ものごとの本質を正確に捉えられる
・    自分で考え行動できる
・    チャレンジ精神旺盛
・    コミュニケーション能力が高い

逆に、以下にあげる特徴に当てはまる方は、ベンチャー企業への転職はとどまった方が良いかもしれません。

・    安定志向
・    ワークライフバランスや待遇重視
・    マニュアルや研修がないと不安
・    仕事とプライベートははっきり分けたい
・    こだわりが強く、自分と違うものを受け入れられない
・    会社に大きな期待を寄せている
・    プレッシャーに弱い

ベンチャー企業では、インプットよりもアウトプットの能力が重視されます。あまりにも受け身の姿勢だとついて行けないということになりかねません。会社がやってくれる、ではなく、自分が会社のためにどう行動できるのかが重要です。

ベンチャー企業への転職を成功させるポイント

(写真=Africa Studio/Shutterstock.com)

 自己分析:自分の過去・現在・未来をしっかり分析

ベンチャー企業への転職を成功させるには、自分の強みや持っているスキルは何かを明確にすることがとても重要です。将来の自分を思い描き、これから新たに身に付けたいスキルや挑戦してみたいことなどもイメージしてみましょう。

自己分析をしっかり行うことで、自分に合った会社を見つけやすくもなり、面接時にも落ち着いて対応することができるでしょう。

情報収集:求人サイトには載っていない情報をリサーチ

求人情報には、会社情報や応募条件、仕事内容など多くの情報が載っています。しかし、実際の社員の様子や会社の雰囲気までつかむのは至難の業。

気になる会社が見つかったら「SNSチェック」してみるとよいでしょう。

ベンチャー企業の社長の中には、FacebookやTwitterなどをマメに更新する人も多いため、人となりを見るには最適です。企業アカウントもチェックしてみると、会社の成長度合いや働き方などが垣間見れるかもしれません。

しかし、本当に欲しい情報はネット上にはないことが多いのも事実。一番いいのは、ベンチャー企業に勤めている友人・知人など、なるべくその会社に近い人に調査をすることです。具体的な仕事や社風、デメリットやリスクなど、いろいろな角度から質問することで、より実態に近づき、転職の失敗を防ぐことにもつながるでしょう。

自己PR:自分がどのように企業に貢献できるかを具体的に

人材教育へコストがあまりかけられないベンチャー企業は、多くの場合、会社のカラーに合う即戦力人材を求めています。面接の前に行った自己分析と情報収集をもとに、自分がいかにこの企業の役に立てるのかをしっかりアピールすることが重要です。

企業の風土にマッチしている人材であれば、将来性をみて採用してくれる場合もあります。経験が浅い職種でも可能性はあるので、自分に自信を持って挑んでください。

面接官への質問:入社後のことをイメージした質問を

転職後のミスマッチを避けるためにも、面接時には、より具体的に普段の仕事内容をイメージできるような質問をすると良いでしょう。

例:
・    所属先のチーム構成は?
・    具体的な業務内容や1日の仕事の流れは?
・    業務の管理体制や人事評価はどのように行われているのか
・    会社の短期的な目標数値など
・    会社の今後の展望

給料や条件、待遇などの質問ばかりではなく、仕事内容や企業自体について聞くように意識することが大切です。質問内容や言い方によっては相手にマイナスイメージを与えることになりかねないので、担当者を見極め、失礼のないよう心がけましょう。

 ベンチャー企業勤務はかけがえのない時間に

ベンチャー企業で働くという経験は、大変なこともたくさんある分、人生の中でかけがえのないものになる可能性を持っています。

転職活動で悩んだときは、この記事を参考にして、ぜひ自分に最適な企業を見つけてください。

文・Talei/DAILY ANDS

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