▲二人分の食材が詰まっています

草花を添えたガラスの取り皿には、トマトポン酢と長野県を代表するお漬物 “野沢菜” と豆腐のタルタルソースが添えられます。タルタルソースは、鯉カツサンドや鹿肉につけていただくのがおすすめ。トマトポン酢も鹿肉のほかサラダにかけていただきます。

▲ガラスの取り皿には、トマトポン酢と野沢菜のタルタルが置かれます

色の濃い熊笹に包まれたちまきには、抹茶のわらび餅が入っていました。その奥の丸い器には、吟醸の酒粕を使った鹿レバーのパテが入り、コクのある味わいはそのままお酒のお供にしたり、カツサンドにつけたりと、アレンジしながらいただきます。

▲「熊笹のちまき」と「鹿レバーパテ」

食事のお重も美しく、食べ応え十分。「花寿司」はお花が咲いているかのような華やかさで、シャリ具に大葉やガリなどを忍ばせてアクセントにしつつ、白身魚の素材の美味しさと調和する優しい酸味が絶妙です。濃い赤身の鹿肉は、さらに柔らかくするため “きのこ麹” に3日ほど漬け込んで炭火で焼き上げています。

▲お食事重は「花寿司」、「鹿肉のきのこ糀炭火焼」、「鯉カツサンド」

佐久市を中心に信州の郷土料理として親しまれている鯉料理。棚田アフタヌーンティーには、気軽につまんで食べられる「鯉カツサンド」が加わります。熟成した鯉は柔らかく、旨味を増した逸品。辛子マヨネーズで軽く味がついていますが、さらに野沢菜タルタルをつけてみても美味しいです。

▲信州の郷土の味、鯉を使った「鯉カツサンド」

サラダはマイクロハーブなど旬の野菜が盛り付けられ、野菜本来の風味はもちろん、優しい苦みや辛味などもダイレクトに感じられて刺激的。フルーツは季節によって変わり、この日はメロンやスイカ、葡萄などがカラフルに並びます。そして3食のフルーツトマトは、ほんのり甘ずっぱい蜜漬けになっていました。

▲美しく盛りつけられた「マイクロハーブのサラダ」と「季節の果物」、「トマトの蜜煮」