子どもがいる「ファミリー」のライフスタイル

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子どもがいるファミリー世帯は、生活だけでなく貯蓄も子どものことを中心に考えることが多いでしょう。金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査 [二人以上世帯調査](2019 年)」によると、二人以上世帯の金融資産保有額の平均値は1,537万円、中央値は800万円となっています。

中央値だけでも独身世帯の金融資産と比較して約17倍以上と大幅に上がります。ファミリー層だけの調査結果(金額)ではありませんが、家族が増えることで意識的に貯蓄をしていると考えられるでしょう。

ファミリーのお金の貯め方

お金を貯める目的は、子どもの学費にそなえることが中心となるでしょう。文部科学省が2019年に発表した「平成30年度子供の学習費調査」によると、3歳で幼稚園に入ってから高等学校を卒業するまでの学習費総額の平均は635万円となっています(私立幼稚園、公立の小中高に通った場合)。

ただ、必要な学費は子どもの進学先が公立か私立かによって大きく異なります。習い事や大学への進学だけでなく、子どもが留学を希望することもあります。早いうちから貯蓄を始めて、子どもの進路の選択を後押ししてあげたいですね。

子どもの学費を貯めるという目的であれば、学資保険を思い浮かべる方も多いかもしれません。子どもの学費を着実に貯められて、両親に万が一のことがあった場合には、死亡保険金が受け取れる商品や、子どもの進学時期に祝金(生存給付金)が支払われる商品もあります。

途中解約する際の返戻金は払い込んだ保険料よりも少ない金額となり、流動性が悪くなるというデメリットもありますが、比較的低いリスクで着実にお金を貯められるので、貯蓄が苦手な人も検討してみてください。

ファミリーのお金の使い方

ファミリー層は子どもの将来のことを考えると、お金を使いにくいと考えてしまうかもしれませんが、ポイントを絞って家族のためにお金を使うようにしましょう。イベントや旅行などは、家族の思い出や絆につながります。

例えば、子どもにお金がかかる時期を把握しておいて、余裕のある年に家族旅行を計画してみるのはどうでしょうか。そのためにも、家族のライフプランをたてて、計画的にお金の管理をしていきましょう。

ライフスタイルに合わせてお金と上手に付き合おう

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ライフスタイルによって、お金の貯め方や使い方はそれぞれ異なります。お金を貯めることも大切ですが、お金を使って得られる経験で人生を楽しむことも大切です。

口座にお金を貯めていくだけではなく、NISAなどの投資や学資保険など、さまざまな貯蓄の方法や運用の仕方を検討してみてください。そして、自分らしいお金の貯め方と使い方を見つけてみましょう。

提供・UpU

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