――確かにちょっと意外ですね。大阪出身の元気なお姉さんというイメージがありました。

稲葉「勝気なイメージを持たれているけど、実際はそうじゃないんです。基本は平和主義。酒豪に見えるけど実はぜんぜん呑めないとか、会って話すとだいぶ印象が違うんじゃないかと思います」

◆秘書や広報の合間にライブ。365日フル稼働!

太陽とシスコムーン稲葉貴子さんインタビュー後編
――太シス全盛期はあまり遊ぶ時間はなかったと仰っていましたが、卒業後はプライベートの過ごし方に変化はありますか?

稲葉「ずーっと仕事人間なので、今に至るまで結局そこまで変わっていないかもしれない(笑)。前編でも少しお話ししましたが、ハロプロ関連の会社を辞めた後は別の一般会社に転職してたんですよね。やっぱり会社員とはいえ芸能界って特殊な業界ではあると思うんですよ。でも、本当の意味での一般企業に入ることで新たな学びを得られました」

――そういえば、2021年に『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京系)に出演された時は一般企業の秘書をしていると……。

稲葉「そうそう。その頃に勤めていた会社で、秘書や人事、広報などを担当していました。新卒大学生の面接や説明会なんかもやっていましたね。今思うとよく採用してくれたなと思います。

でも芸能活動も許可されていたし、会社をあげて応援してくれていました。仕事がかなり忙しい中でも精力的にライブをやっているので『いつ練習してるの?』なんて不思議がられていましたけど(笑)」

――逆にいつ休んでいたんですか!(笑)

「休みはなかったです。ライブも遊びでやっているわけではないので、就業後や土日をすべて使っている状態でした」

◆仕事が趣味とは言いたくない!(笑)

太陽とシスコムーン稲葉貴子さんインタビュー後編
――365日フル稼働……。稲葉さん、もしや少々ワーカホリック気味なところがある?

稲葉「もし休みがあっても、特別にこれをするとかもないんですよ。美味しいものが好きなので、通販やデパ地下で手土産を探したりするのは楽しいですけどね。自分で買うのも好きですが、誰かに『ここイイよ』とか教えるのも好きなんです。