山梨県の若彦道大石峠と


七面山表参道 敬慎院も山岳古道だ。

同会は「日本の山岳古道120選」の公開により、文化遺産である古道への新たな関心を呼び起こし、日本列島の魅力の再発見につなげていくとしている。また、古道を歩く体験をとおして、歴史的空間を肌で感じることができ、その土地の深層に触れ、いにしえの人々の営みを豊かに想像することもでき、地域において郷土愛を育み、地域活性化や観光振興に寄与していくことを目指している。

古道の持つ歴史的・文化的な価値を明らかにすることは、日本の歴史や文化への理解がいっそう深まるだけではなく、新たな文化の掘り起こしが可能になり、価値を受け継いでいくことに繋がっていく。

古道の維持のために、薮を刈り石垣を積み直し、壊れた道を修復する、全国でボランティア活動を続けてくれる人々がいる。古道の魅力を紹介し、多くの人に歩いてほしいとの思いを込めて、山岳古道を歩くことを山登りの新しい楽しみ方のひとつとして提案し、歴史や文化に思いを馳せながら山道を辿る楽しさを、山を愛する人々に広げたいと同会は考えている。

「日本の山岳古道120選」を参考に山岳古道を歩いて、歴史的空間を肌で感じてみては。

日本の山岳古道120選:https://kodo.jac1.or.jp
日本山岳会URL:https://jac1.or.jp

(山本えり)