北海道千歳市に本社を構え、北海道の素材を使ったスイーツやパンを開発・販売しているもりもとは、北海道の後志管内仁木町で収穫したさくらんぼ「水門(すいもん)」で作るフルーティなバターサンド「チェリージュエリー ルージュ」を、期間限定で販売する。

8月9日(金)より店頭での予約受付を開始しており、8月16日(金)から直営店舗および公式オンラインショップにて数量限定で販売する。なお、今年は、パッケージも刷新した。

甘味と酸味が絶妙な「チェリージュエリー ルージュ」


「チェリージュエリー ルージュ」に使用しているのは、6月下旬から7月上旬の短い期間に収穫される希少なさくらんぼ「水門」。その実は、艶やかな見た目から“真紅の宝石”のような輝きを放つ。

果肉はプリッと柔らかいうえにみずみずしく、控えめな甘味と口いっぱいに広がる爽やかな酸味が特徴で、スイーツとの相性も抜群なのだそう。


同商品のこだわりの1つは、今年収穫した、みずみずしいさくらんぼを工場ですぐに加工していること。収穫したてのさくらんぼを使用するため、数に限りがあり、予約をおすすめしている。


また、甘味と酸味のバランスにもこだわった。「水門」は、その酸味と甘さのバランスから加工に向いており、ジャムにすると独特の甘酸っぱさと甘く爽やかな香りが広がるのだそう。薄焼きクッキーでジャムをサンドし、さくらんぼをイメージした淡いピンクのチョコレートで縁取ることで、全体の酸味とのバランスを保っている。

収穫支援や商品化で仁木町産さくらんぼの魅力発信

さくらんぼの木は、収穫ができないと翌年の生育に影響が出るのだそう。しかし、仁木町のさくらんぼ生産者は高齢化などの理由から慢性的な人手不足を理由に、全ての実を収穫しきれないことが課題となっている。

収穫の様子

そこで、もりもとでは、「酸味があるからこそスイーツに合う『水門』を活用したい」という想いから、2020年より毎年収穫を支援。今年は、同社のスタッフと地域の人々で連携し全量を収穫した。同品種を使い商品化することで、主力の品種と比べ食用としての流通が少ない仁木町産さくらんぼの魅力を発信する。