さらに、この批判の矛先がなぜか道枝に向けられることになり、以下のようなコメントが相次いだ。

「どうせ向こうの人たちみんな道枝くん目当てなんだから、1人でソロアジアツアーやって、残りの6人でドームツアーやってくれない?」
「まだグループとしてはアジアで広まってないやん絶対。だったら道枝1人でファンミとかやれば良かったんじゃないの」
「なにわ男子のアジアツアーは道枝駿佑ファンのための公演なのよ」

 道枝といえば、福本莉子とダブル主演した映画『今夜、世界からこの恋が消えても』が韓国で大ヒット。現地では「ミチゲッタ=狂ってしまいそう」という韓国語と引っかけて、気が狂ってしまいそうなほど美しいという意味で「ミチゲッタ・シュンスケ」と呼ばれるほどの爆発的人気となった。

 その人気は中国や台湾にも波及しており、今年1月には中国語圏最大のSNS「Weibo(微博)」に個人アカウントを開設。わずか3カ月ほどでフォロワー数が100万人を突破し、日本のアイドルとしては異例の支持の高さを見せつけた。

 そうした背景があった上に、道枝が7月末に出演した日本テレビ系『アナザースカイ』で「目標はやっぱりアジアツアーをやりたい」と語っていたことで、今回のアジアツアーが「道枝のためのツアー」のような印象になったことが一部ファンの反発につながったようだ。

また、道枝は同番組で「まずは国内のほうでも行けてないところがあるので、そこのファンのかたにしっかりと会っていって、ゆくゆくはアジアに向けてやっていきたい」と語っていたため、一部ファンからは「大ウソじゃん! 行けてないところだらけの日本のファン置き去りにして、ドームすっ飛ばしてアジアツアーすんの?」といった批判も寄せられている。

 しかし、当然ながら道枝ひとりでグループのアジアツアーを決められるとは思えない。そのため、SNS上では「みっちーが叩かれてる意味が分からない」「アジアツアーに文句があったとしても、決めたのは事務所なんだから道枝くんを批判するのは違うでしょ」「みっちー以外のメンバーもアジアの人たちに知ってもらうチャンスなのに」などと擁護する声も多い。