ハスラボと「TOLO PAN TOKYO」は、茨城県産の規格外レンコンから生まれたレンコンパウダー「HASKO(ハスコ)」を添加率50%で使用して作ったタコス「カサノヴァタコス」を発売した。
レンコンパウダーを使用したこだわりの生地
この度発売の「カサノヴァタコス」は、「TOLO PAN TOKYO」の統括シェフ兼パン研究員の田中真司氏が、2022年9月より2023年2月まで、南米から中米にかけて旅をし、出会った食材や食べ物、文化など様々なことにインスパイアされた経験をもとに形にしたもの。
タコスの商品化に向け、レンコンパウダーでのトルティーヤ(生地)開発を始めた際、他社レンコンパウダーでは添加率が10%を超えるとうまく作れずにいたという。
ところが、レンコンパウダー「HASKO」で試作した結果、扱いやすさ、香り、味と段違いに良く、粒度の細かさにより添加率を50%にしてもダマにならず、納得のいくトルティーヤを作ることに成功。
商品化に向けて妥協せず、諦めなかった田中氏の努力とプロフェッショナリズムの結晶として「カサノヴァタコス」は完成した。
ラムとチャナマサラの2種を用意
「カサノヴァタコス」は、スパイスを利かせたラム肉にアボカドのマイルドさ、カッテージチーズとライムの酸味に、パクチーを合わせ、味のバランスが絶妙な「ラム」と、
「ラム」よりもピリ辛で夏にピッタリな「チャナマサラ」を用意。どちらも「HASKO」とマサ粉(とうもろこしの粉)を配合して作ったトルティーヤとの相性抜群だ。
「TOLO PAN TOKYO」のランチタイムは11:00〜13:00。店頭で注文を受けてから作り、出来立てを提供している。
レンコンパウダー「HASKO」とは
茨城県土浦市はレンコンの生産量日本一を誇る一方、規格外を理由に廃棄されるレンコンの量はHAS-LAB協力農家13軒だけでも年間約10トンを超え、廃棄量でも日本一になってしまっているという問題を抱えていた。