雑誌やSNSで話題に上がることも多い、「丁寧な生活」。本来はとてもいい言葉のはずなのに、言葉だけが独り歩きしてストレスを溜めている人もいるようです。

理想と現実のギャップに苦しむ前に、自分自身の心地いい生活を取り戻してみませんか? 日々の中で忘れたくない考え方を、fumumu取材班が聞いてきました。

①完璧を目指さない

「質のいい生活をするために必死になって、余裕を失ってしまうのは本末転倒だと思います。私も、お花を飾ってみたり、毎朝珈琲を豆から淹れてみたりと、雑誌に載っているような生活をしてみたことがあるんです。

ただ、自分の性格上、どうしても毎日続けることがストレスになって…。丁寧な生活をしようと意地になることで、気持ちがすり減ってしまったんです。

今は、本物に見える造花をインテリアとして飾っています。朝の珈琲も、時間に余裕が生まれるようにインスタントで。少し手を抜くだけで、気持ちがスッと楽になりましたよ。自分の居心地のいい生活をすることが、一番大切なんだなと思いました」(20代・女性)

②重要視するのは気持ち

「大切なのは、どんな生活をしているかではなく、自分の気持ちだと思うんです。いくら周りから褒められる生活をしていても、自分が楽しくなければ意味がないと思うんですよ。

今は、丁寧な暮らしの名前だけが流行って、無理に理想に自分を合わせている人も多いと思うんです。たくさんの情報をすべて取り入れるのではなくて、自分がいいなと思うものをピックアップしていけばいいんじゃないでしょうか。

丁寧な生活って、つまりは自分の気持ちを見つめつつ、ゆとりを持って暮らすということだと思うんです。形ばかりを完璧にする、ということじゃないですよね」(20代・女性)