◆激怒しながら引っ越しの手配を進める夫。罪悪感でつらい…
確かにそうかもしれません。病気の原因だって、ストレスかもしれないと思っているのはわたしだけ。いままでのモヤモヤの積み重ねも、わたしだけの問題で、なかなか理解してもらうのは難しいと分かっていました。
ですがもう、息の詰まる環境で生活するにも限界を感じていました。以前何度か引っ越しの話題があがったこともあり、どうしてもこのタイミングで住む家を変えたいと懇願しました。
夫は鬼の形相で「病気をカタに、引っ越しをしたいだなんてズルイ。こんなに自分勝手なやつは見たことがない」と完全にわたしに背を向けてしまいました。
その話が進展するかは夫次第。自分はひどいことをしているのかもしれないという罪悪感と、どうしても移りたいという気持ちのはざまにいました。ですが夫自身も今の部屋が手狭に感じていたこともあるのか、なぜか不動産屋さんと引っ越しの話が進んでいきました。
そんなに怒るなら却下してくれたらいいのにと思いつつも、夫は怒りながらも引き下がることなく不動産屋さんと交渉を進めます。なんだか怖くなって夫に本当にこれで良いのか尋ねようとしましたが「仕方ないだろ!」と一喝され、何が起こっているのか分からない状態。
夫が何を考えていたのかいまだにわかりませんが、そうこうするうちに成約。なんと引っ越しが決まってしまいました。夫は機嫌が悪いまま引っ越しの手配をします。自分がとてもいけないことをしてしまったような気がして、自分の希望が通ったのにとてつもなく憂鬱な気分に襲われることが増えました。