◆息が詰まりそうな今の家から「引っ越したい」と願うように

悩む主婦
 今回の病気を機に、さまざまなことをリセットしたいという気持ちになっていたわたしは、ある日見たチラシをきっかけに「引っ越し」をしたいと願うようになりました。場を変えたいと思ったのです。

 当時住んでいたマンションは、もともと夫が住んでおり、結婚して一緒に住んでいました。当初は夫婦2人でしたが、子どもが生まれてモノが増えはじめると、無駄が多く使いにくい間取りだと感じるようになり、ただでさえ片付けベタなわたしが、どうやっても上手に使いこなせないことに限界を感じていました。

 何度も整理収納アドバイザーに相談してもうまくいかず、家具の移動は変化が嫌いな夫に却下され、できるだけ快適な空間をつくりたいと思っていたけれど、なかなかうまくいきませんでした。

 産後から気圧の変化に敏感になってしまったわたしは、住んでいたマンションの気密性が高く、ときに耳が痛くなりつらい状態が多かったこともなんとなく苦痛に感じていました。

 さらにわたしは閉鎖的な場所が苦手なのですが、夫が大きいテレビが欲しいと購入した際、よい設置場所がなく、結局リビングの大きな南面の窓を覆うように設置することになってしまいました。

 日当たりの良い南側の大きな窓が良さのマンションだったのですが、日中も大きなテレビが窓をさえぎって、大きなテレビによる圧迫感と閉塞感で息が詰まりそう……。わたしにとってはかなり苦しいのですが、夫に伝えても理解を得られず、なんとか気にしないように過ごしていました。