先住民族アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」では、8月10日(土)~18日(日)の9日間、夏の特別イベント「夏休みはウポポイ!」を開催。子どもも大人もみんなで羽ばたく「鶴の踊り」体験や、ものづくりワークショップなど、アイヌ文化に触れて、感じて、楽しむことで、特別な夏の日の思い出を作ることができる。

「ウポポイ(民族共生象徴空間)」について


「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、アイヌ文化の復興・創造等の拠点として、2020年、北海道白老町にオープン。道内初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、アイヌ文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」、アイヌ民族による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」からなり、豊かな自然に抱かれたポロト湖のほとりで、触れる、体験する等さまざまな角度からアイヌ文化や歴史を体感できる。

夏の特別イベント「夏休みはウポポイ!」


夏の特別イベント「夏休みはウポポイ!」では、8月10日(土)~12日(月)に、ウパㇱクマ特別版「いっしょにうたおう!おどろう!」を開催。文化解説プログラム「ウパㇱクマ」に来園した人も参加できる特別版で、鶴をまねて一緒に踊るのは開業以来初めてだという。

参加する際には、全員に羽となる衣装を貸してくれるので、鶴の羽の動きをみんなで楽しもう。


8月10日(土)・17日(土)の夜には、伝統的コタン内ステージにて、2018年に閉館した「ポロトコタン(旧アイヌ民族博物館)」で受け継がれてきた歌や踊りなどの芸能を知ってもらうことでアイヌ文化の伝承を感じるプログラム「ポロトコタンの夜」を開催。

涼しくなった夕暮れの雰囲気が味わい深いプログラムとなっており、「ウポポイ」でつくったサッチェㇷ゚(干し魚)を試食しながら、食文化の解説を聞き、「ポロトコタン(旧アイヌ民族博物館)」で受け継がれてきた歌や踊りなどの芸能を見ることができる。

ものづくりワークショップにも注目