―連載「沼の話を聞いてみた」―

医療的ケア児の支援施設ー人工呼吸器の管理やたんの吸引といった、医療上のケアが日常的に必要な子どもたちと、その保護者……主に母親が利用する施設である。必然的に、大きな負担とさまざまな想いを抱えた家族が集まる場となる。

ある時、そこへスピリチュアルな導きを得意とするイケおじ療法士が入ってきて、施設全体が沼の温床に……!?

イケおじスピ療法士202402
写真はイメージです(以下、同)
今回沼の話をしてくれたのは、40代の早川春奈さん(仮名)。現場となっている医療的ケア児の支援施設は仕事がきっかけで関わるようになったという。後に関連施設に春奈さんの子どももお世話になったことから、スタッフと親交が深まり、内輪のさまざまなことを相談しあう仲になっていった。