トリップノートアプリで10代・20代のトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータを元に、若者世代に人気の広島の観光スポットランキングをご紹介します。
1位:原爆ドーム
1945年8月6日、広島に投下された原爆の惨状をそのままの形で伝える唯一の建造物として、1996年12月に世界遺産に登録された原爆ドーム。2016年、当時のオバマ米大統領訪問をきっかけに、多くの外国人旅行者も訪れるようになりました。
原爆ドームは1915年(大正4年)年に完成した、元々は「広島県物産陳列館」として建設された施設。爆心地から約160mという距離だったため建物内は全焼し、当時この建物内にいた職員は全員即死しています。2階・3階の壁はほとんどが崩落したものの、ドーム屋根がのせられた5階建ての階段室を中心とした建物の一部が崩壊を免れ、現在に至ります。
2位:嚴島神社
広島湾に浮かぶ宮島に鎮座する、推古天皇元年(593年)創建の古社。原爆ドームと時を同じくして、1996年12月に世界遺産に登録されました。海の中にそびえ立つ大鳥居は宮島のシンボル。現地のカヤックツアーに参加すればシーカヤックで鳥居をくぐる体験ができ、また干潮時には鳥居まで歩いて近づくこともできます。
また社殿全体も海上に浮かぶような格好で建てられており、これは古くから宮島そのものが御神体として崇められてきたため、島の上に建てることを避けたからだそう。
1位の原爆ドームが建つ平和記念公園から宮島までは「ひろしま世界遺産航路」の高速船が結んでおり、どちらも見学したい場合には利用すると便利ですよ。
3位:平和記念公園
元安川と本川に挟まれた三角地帯を整備した公園。原爆ドームはじめ、広島平和記念資料館や原爆死没者慰霊碑もこの平和記念公園内にあります。そのほか慰霊碑や記念碑が公園内のそこかしこにあり、じっくり時間をかけて巡りたい公園です。
園内にはおよそ300本のソメイヨシノが植えられており、春にはお花見客の姿も多く見られます。また2022年5月に開催されたG7広島サミットでは、参加した各国の首脳が、爆心地の約2キロ圏内にありながら生き残った「被爆桜」から採取した苗木を植樹しています。