◆楽しく過ごした3日間

「実家に到着すると、父と母に久しぶりに会えたことへの安堵感でいっぱいでした。ちょうど、姉の家族も遊びに来ていたので『大きくなったね~』『身長何センチになったの?』なんて、子どもの成長に喜びあって……」

 久しぶりの帰省は、由貴さんにとって特別な時間だったようです。

「本当にあっという間の3日間でした。息子は夫と義兄と海での魚釣りを楽しんで、カサゴやヒラメなどを釣ってきたり、釣ってきた魚のさばき方をわたしの父が教えてあげたり……。あと、小さいですが庭に畑があるので、じゃがいもやにんじんの収穫もさせてもらいましたね。年越しには神社の鐘が鳴って、懐かしかったな~」

◆涙の最終日。たくさんのお土産を手に帰路へ

 いよいよ、帰省最終日。東京へ出発する前に、野菜やお土産用にと用意してくれたお菓子をたくさん渡してくれた由貴さんの両親。次はいつ会えるのかな、いつまでも元気でいて欲しいなと思いながら、思わず涙が溢れたそうです。

「いくらテレビ電話やLINEをしているとはいえ、やっぱり直接会って顔を見るのが一番ですね。顔のしわや、歩き方の変化など、両親の老いを感じる3日間でもありました」