※写真はイメージです
◆“自分より下の女”に追いつかれたくない

 その女性たちは、凛子さんの10年来の親友であるA子さんのことも教えてくれた。

「A子さんは僕も面識があるんですが、正直言って凛子とはかなり不釣り合いな容姿なんです。だから二人がいつもニコイチで動いていることに、若干の違和感はありました」

 オフ会女性たちによれば、ずっと彼氏のいなかったA子さんにはじめて彼氏ができ、とんとん拍子で結婚が決まったとき、凛子さんは明らかに苛立っていたという。

「要するに、ずっと“下”に見ていた非モテのヲタ友が自分に並び始めて、心穏やかではなくなったと。しかも、凛子が僕に『子供が欲しい』と言ってきたタイミングがですね、A子さんが仲間内に結婚報告をしたタイミングとほぼ同じなんですよ」

 A子さんに追いつかれそうになった凛子さんは、A子さんを引き離しにかかろうとした。

「その切り札が子供というわけです」

◆妻の驚きの捨て台詞

 凛子さんの生まれつきの“疾患”は同情すべきものだが、それを差し引いたとしても、あまりにひどい。

「凛子が欲しかったのは僕という伴侶ではなく、“彼氏がいる自分”“結婚している自分”“子供がいる自分”でした。ただもう、それだけ」

 それを裏付ける言葉が、離婚協議中に凛子さんの口から発された。

「子供が生まれた後にあなたとうまくいかなくなっても、私ひとりで育てるから何も問題はないでしょう」

 2019年10月、入籍から1年10ヶ月で離婚。定岡さん43歳、凛子さん31歳。凛子さんの捨て台詞は「早く婚活したいから、別れるなら早く別れたい」だった。