人気特撮作品『仮面ライダー』シリーズ(テレビ朝日系)は、若手イケメン俳優の登竜門となって久しいですが、ブレイクしてから役者人生はさまざまです。

ドラマ批評の連載を持ち、年間約100本のドラマコラムを執筆する筆者が考察させていただきます。

◆平成の伝説はオダギリジョーから始まった

まずはおさらいをしておきましょう。

『仮面ライダー』シリーズは、『仮面ライダークウガ』(2000年)から「平成ライダー」と呼ばれ、現在は「令和ライダー」に引き継がれていますが、『クウガ』で主演したオダギリジョーさんが人気俳優となったのを皮切りに、数多くの若手俳優の出世作に。

2000年代だけでも、『仮面ライダーカブト』(2006年)主演の水嶋ヒロさん、『仮面ライダー電王』(2007年)主演の佐藤健さん、『仮面ライダーキバ』(2008年)主演の瀬戸康史さん、『仮面ライダーW(ダブル)』(2009年)主演の菅田将暉さん、桐山漣さんなどを続々と輩出していたのです。