14.ice rain

工藤静香さんが「愛絵里」の名で作詞を担当したシングル「Ice Rain」。思い出のアルバムのページを捲っていくような季節の流れを感じさせる、ドラマチックな歌詞が印象的です。終焉に向かう恋の切なさを叙情的に歌い上げる、工藤静香さんの大人の魅力もたっぷり。

都会の冬の街が連想される、珠玉のバラードとなっています。1994年11月18日発売です。90年代中盤頃から、本人作詞による楽曲が目立ち始めます。アイドル歌手から一人のアーティストとして、工藤静香さんの音楽に対するこだわりが感じられます。

13.ぼやぼやできない

あいつなんか もう愛してないわ 好きに笑わせてよ 涙なんてもう純じゃないから ぼやぼやできない

引用元: https://www.uta-net.com

歌詞のタイトル:「ぼやぼやできない」作詞者:松井五郎

歌謡曲テイスト、バラードと多くご紹介してきた中で、こちらは一転ダンサブルなナンバー。歌詞も強気な女性が意識された歌詞となっています。恋愛で傷つきながらも、男たちを見返してやろうと強気な女性像を歌い上げています。

PVではダンスも披露する工藤静香さん。ショッキングピンクのスーツにトサカ前髪と、当時の世の中の若い女性たちの多くがこぞって真似たスタイルです。人気絶頂、ソロ活動も完全に板に付いた1991年1月23日発売の楽曲となっています。

12.メタモルフォーゼ

こちらも松井五郎さん作詞、後藤次利さん作曲といった工藤静香さんの楽曲には欠かせない布陣による名曲。

PVでは車に乗る工藤静香さんの姿や大勢の観客を前に決める、女も憧れるカッコいい女を体現した姿が見られます。歌番組でのハットを被った粋なパフォーマンスが人気でした。

ご本人も出演したフジテレビ系ドラマ「なんだらまんだら」の主題歌となっています。1991年10月23日発売です。

11.恋一夜

わからない わからない どうなるのか きりがない きりがない ふるえる胸 あなたの腕に狂いながら 壊れてしまいたくなる どこまで好きになればいいの 涙に終わりはないの なぜ

引用元: https://www.uta-net.com

歌詞のタイトル:「恋一夜」作詞者:松井五郎

未来を約束されていない禁断の恋愛関係にある男女を感じさせる歌詞が切ない、工藤静香さんの楽曲の中でも高いセールスを記録した「恋一夜」。愛し合っているはずなのに、与え求め合う愛をどこか信じきれずにいる女性の複雑な心中を歌った名曲です。

カラオケでも人気の高い名バラードとなっています。当時18歳とは思えない工藤静香さんのビジュアルや歌唱力にも注目です。ただのアイドル歌手ではない、歌唱力の高さを世間に印象付けた楽曲となっています。1988年12月28日発売です。

10.激情

工藤静香さんと親交の深い歌手・中島みゆきさんが作詞作曲を手掛けた名曲「激情」。タイトル通り、恋焦がれるあまりに「激情に身を焦がす」女性の気持ちを歌い上げた中島みゆき節炸裂のナンバーです。しっかりと自分の歌にしている工藤静香さんの歌い手としての力量も感じさせる一曲です。

中島みゆきさんとは「FU-JI-TSU」、「MUGO・ん…色っぽい」、「黄砂に吹かれて」、「慟哭」、そして本作と相性抜群な工藤静香さん。こちらの楽曲は工藤静香さんが中島みゆきさんにじきじきのオファーをして実現したそうです。

1996年11月7日に発売された楽曲で、工藤静香さんは当時26歳でした。既に一人のアーティストとしての貫禄を感じさせています。

9.FUーJIーTSU

これまで何度もタッグを組んできた中島みゆきさん初参加作品。工藤静香さんの、王道アイドルからは少し外れた異色な、中島みゆきさんらしさ溢れるナンバーとの相性の高さを世間に知らしめた楽曲です。

不実です 初めて会ったような不思議顔 私は街角ピエロ

引用元: https://www.uta-net.com

歌詞のタイトル:「FU-JI-TSU」作詞者:中島みゆき

「不実です」というサビの歌詞のインパクトの高さや、突飛な歌詞でもとっつきやすいキャッチーなメロディも人気の高さの一因となっています。見事オリコン1位に輝きました。1988年6月1日発売です。

8.in the Sky

深田恭子さん出演の大ヒットドラマ「神様、もう少しだけ」の挿入歌として多くの人々の記憶に残る名曲「in the sky」。作詞・作曲はドラマの主題歌を担当したLUNA SEAの河村隆一さんによるものです。

劇中で惹かれあう男女の姿を連想させる、明るいメロディながらもどこか物悲しさを感じさせる歌詞が印象的です。優しい工藤静香さんの歌声を堪能することができます。

工藤静香さんの後期作品の中でも知名度も高く、かなりの名曲として挙げられる作品です(1998年7月17日発売)。

7.雪・月・花

中島みゆきさん楽曲提供作品である、「雪・月・花」。これまでの提供曲の中でも、最も中島みゆきさん色を濃く感じる事のできる楽曲となっています。どこか中島みゆきさんを意識したような、工藤静香さんの歌い方もポイントです。

季節は移ろうのに、恋心は移らないと歌う歌詞からは、一途が故の苦しみを持った女性の姿が思い浮かばれます。2時間ドラマ枠の主題歌だったこともあり、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

PVでも、少しこれまでとは違ったテイストのメイクやファッションに挑戦しています。1998年2月18日発売です。