1.出したモノを元に戻さない
日々、多くのご家庭に伺う筆者ですが、キッチンカウンターやダイニングテーブルの上に、リモコンや薬、爪切り、食べかけのパン、行き場のわからないネジ、アクセサリーなど、たくさんのモノを置いている住まいを本当によく見ます。
理由は、「出したモノを元に戻さない」から。
使ったら使いっぱなしで、いつの間にか生活スペースが物置き状態になっています。
忙しく過ごしていると「出したモノを元に戻す」のは意外と難しいもの。
そもそも元に戻す場所(定位置)が決まっておらず、曖昧な場所に「押し込み収納」をしているケースもかなり多いです。
また、カウンターやテーブルの上にモノが散乱している状態に慣れしまい、「散らかっていることに気づいていない」人も多いのが現状です。
このような場合には、
・使う場所の近くに定位置を作る
・「出かける前」「寝る前」など、1日のうちに部屋をリセットする時間を作る
この2点を意識すると部屋の景色が変わってきます。
そして、カウンターやテーブルの上に何も無い(あるいは、最低限のモノだけ乗っている)のが当たり前の状態にしてみましょう。毎日のリセットなら10分もあればじゅうぶん。
溜めてしまうと、休日をつぶしてしまうほどの大がかりな片付けになってしまいます。
2.迷ったら取っておく
ほとんど着ていない服や、エコバッグ、使っていない鍋など、「取捨選択に迷ったら取っておく」人はいませんか?
恐らく、残しても使うことがないケースが大半です。
着ていない服には、着心地が悪いとか流行遅れなど、必ず「着ない理由」があるはず。
エコバッグは、大量に持っているけど実際に使っているのは、いつもお決まりのもの。
当てはまることはありませんか?
本来、本当に好きで大切なモノは迷わないはず。
「迷う」という時点で、自分にとって「本当に必要なモノではない」可能性が高いのです。
迷ったら取っておくという選択を繰り返すと、いつまで経ってもモノが減らず、片付かない状態から抜け出すことはできません。