同号は「今すぐ戦争をやめさせないと。」と題した巻頭特集で、東京外国語大学名誉教授(紛争予防・平和構築学)の伊勢崎賢治氏による停戦案などを掲載しており、それに関連した表紙コピーのようだ。

 猫の目線からロシアとウクライナの戦争を風刺したような内容といえるが、これに対して在日ウクライナ大使館が27日付のX(旧Twitter)で抗議。「在日ウクライナ大使館はこのような呼びかけ及び例えを、日本国民及び日本政府の立場に矛盾するものとして強く非難します。ロシアは侵略国家であり、ウクライナから直ちに撤退すべきです。主権国家に対する侵略戦争はケンカではありません。侵略者を宥(なだ)めることは終戦に導きません」と訴えた。ウクライナにとってロシアの侵攻は「侵略戦争」であり、抵抗することを批判するかのような文章は看過できなかったのだろう。

 これに対して、ネット上では「通販生活どうしたの?」「パロディかと思ったら本物の表紙でドン引き」「侵略戦争をケンカに例える意味が分からない」「戦争を止めたいならロシアに撤退を求めるべきでは」といった表紙コピーへの疑問の声が続出。「通販生活にも言論・表現・出版の自由がある」といった擁護論もあるが、SNS上では批判の声が目立ち、炎上状態になっている。