『ブルーモーメント』視聴率と裏腹にTVerでは健闘

 同作は初回放送後、ネット上で「コード・ブルーみたい!」と歓喜するドラマファンが続出。というのも、“口が悪くて不愛想”という主人公の設定や、初回で山下が消防ヘリコプターに乗る場面などが山下が主演を務めた同局ドラマシリーズ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』を彷彿とさせるためだ。

 一方で、「気象というテーマは新しいのに、ドラマの再放送を見てるみたいな感覚」「題材は新鮮なのに、演出やBGMが過去のドラマに似てる」と既視感を訴える視聴者も散見され、こういった点が視聴率低下につながっているのかもしれない。

 とはいえ、民放公式動画配信サービス・TVerでは、お気に入り数が95.1万を記録(17日現在)しており、今期連ドラでは118.7万でトップの石原さとみ主演『Destiny』(テレビ朝日系)に次ぐ健闘ぶりを見せている。

 また、第4話では、研究所のメンバーである雲田彩(出口夏希)の姉で、被災によって車いす生活を送っている真紀(石井杏奈)が登場。前に進もうとする姉妹の姿に、SNS上では「めちゃくちゃ泣いた」という報告が続出。多くの視聴者を感動させたようだ。

 視聴率とは裏腹に、ネット視聴で好調な『ブルーモーメント』。今後、数字の回復はあるだろうか。