また、デビュー時から芸能事務所に所属しないまま活動の幅を広げているのが、ラランドだ。19年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)でアマチュアながら準決勝に進出して注目を集めると、21年にサーヤを代表取締役社長として個人事務所「レモンジャム」を設立。翌年にはブレークを果たしている。在京芸人ながら「大阪進出」を掲げて関西ローカルの番組に積極的に出演したり、ニシダのリュックサックに広告枠を設定して売り出したりと、フットワークの軽さを武器に独自路線を突き進んでいる。
彼らに共通するのは、テレビにとらわれずYouTubeなどで自由に発信することに活動の重きを置いていることだ。動画サイトやSNSの発展によって、芸能界の形は大きく変わろうとしている。国民的な知名度をもってフリーになったみやぞんは、今後どんなキャリアを描くのだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)