フワちゃんもまた、現在は個人で活動している売れっ子タレントの1人だ。かつては大手のワタナベエンタテインメントに所属していたが、当時から繰り返していた突飛な行動が「素行不良」と判断され、2019年に事実上の解雇。その直後にブレークを果たしており、フワちゃん自身もこの日の番組で「モメちゃうからね、人と」と所属タレントとしての活動が不向きであることを認めている。
また、若林は最近フリーになった身近な芸人のエピソードとして「大変っすけど、って言いながら、みんな充実してる顔してんだよね」と語っている。若林の身近でいえば、ラジオなどで頻繁に語られるのが、所属するケイダッシュステージを19年末に退社したビックスモールンだ。SNSを通じて海外からの仕事オファーが増加したことにより独立を選んだビックスモールンは、その直後にコロナ禍に苦しめられた時期もあったが、現在のYouTube登録者数は321万人。総視聴回数は36億回以上を誇り、その大半が海外からのアクセスだという。まさに、独立が実を結んだ結果といえそうだ。
現在、個人事務所を構えている芸人の中でもっとも勢いがあるのは、13年に松竹芸能を追われる形で退社し、ザ・森東を立ち上げたさらば青春の光だろう。森田哲矢、東ブクロとマネジャーの3人で利益を3等分するというルールを公表し、毎年「株主総会」と称したライブで売り上げをファンに報告するなど「個人事務所であること」を最大限ブランディングしながら業績を伸ばしている。時おり訪れる東ブクロのスキャンダルに悩みつつ、春からはNHKでの冠番組が始まるなど活動は順調そのものだ。