アカデミー賞授賞式でのロバート・ダウニー・Jrとエマ・ストーンの振る舞いが波紋を広げています。
オスカー像を手渡すキー・ホイ・クァン、ミシェル・ヨーとは目も合わさず、他の白人俳優たちと喜びを分かち合う様子が物議を醸しているのです。
◆素通り?アジア系を下に見ているような光景
ネット上では、これがアジア系に対する「マイクロアグレッション」と呼ばれる態度だと指摘する声が多くあがりました。当人たちには差別をしたり傷つけたりしている意識はなくとも、された側からするとイジメやハラスメントと理解せざるを得ない行為のことです。
実際に映像を見ると、騒動になった理由がわかります。キー・ホイ・クァンなどまるで存在しないかのように素通りするダウニー。そして、ミシェル・ヨーが持つオスカー像をつかみ取り、同じく壇上のジェニファー・ローレンスの手元に持っていき、彼女から授与される絵を欲しがっているように見えるストーン。
いずれも露骨に差別しているわけではありませんが、結果として特定の人種を下に見ていると思われても仕方ない。ある意味、口汚くののしるよりもショッキングな光景でした。