ソーシャルレンディング比較サービス「クラウドポート」

(画像=クラウドポート公式サイト)

3つ目は、ソーシャルレンディングの比較サイトと特化メディアを運営するクラウドポート。勉強会では、同社代表取締役社長の藤田雄一郎氏が、ソーシャルレンディングとは一体どんなものなのかについて丁寧に解説してくださいました。

ソーシャルレンディングとは、インターネット上で、お金を貸したい個人と、お金を借りたい企業をマッチングするオンラインサービスのこと。お金を貸した個人は将来的に金利を上乗せしてお金を受け取れるメリットがあります。

ソーシャルレンディングには元本割れとなってしまうリスクがある一方で、少額から投資が可能であること、手軽で手間がかからないことなどを魅力として挙げ、「将来の蓄えを自分で作るときの選択肢の一つとしてソーシャルレンディングを選んで欲しい」と話していました。

クラウドファンディングといえば「寄付型」や「購入型」が広く知られていますが、ソーシャルレンディングは融資による金銭的リターンが期待できるクラウドファンディングとして、「融資型クラウドファンディング 」や「貸付型クラウドファンディング」とも呼ばれ、近年盛り上がってきています。

その市場規模は年々拡大しており、2016年度で670億円程度だったものが、2017年度には2.4倍の1581億円まで成長しています。今後は大手企業のソーシャルレンディング事業参入により、さらなる市場拡大も見込めます。

(写真=筆者撮影)

藤田氏によると、日本のソーシャルレンディングの市場規模はアメリカや中国に比べると小さく、「伸びしろはまだまだある」と考えているとのこと。

クラウドポートでは今夏から秋にかけて新しいサービスを開発中とのことで、今後の動きにも注目です。

フィンテック初心者も取り入れやすい

今回紹介した3社のサービスの特徴は、初心者でも取り入れやすいということ。ボーナスのタイミングで資産運用を始めてみたい、夏休みの旅行費用の準備をしたいという方は、ぜひチェックしてはいかがでしょう。3社とも新サービスの開発にも積極的に取り組んでいるので、今後の動向も目が離せません。

文・タナカシノブ(フリーライター)/DAILY ANDS

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