◆もてなし方が分からなかっただけだった

悲しそうな女性
「それでも、義母はポカーンとした表情でしたね。なんだかどっと疲れが出て、帰省2日目は早く起きる気にもなれなかったです。すると、『俺はまだしも、昨日の行動は香織にとってはしんどいだけだろ』と、夫が義母に怒っている声で目が覚めて。義母は落ち込んだ声で、『どうやってもてなせばええか、わからんくて……』と言っていました。それを聞いて、なんだか義母がかわいそうになってしまって。

 その日はそのままゆっくり過ごすことになり、お義母さんが手料理を振る舞ってくれたんです。私の好きな料理を夫が事前に伝えていたらしく、それも出してくれて、素直にうれしかったですね」

 ようやくお正月の帰省らしくなった2日目。最終日の3日目は、一同で「せっかく帰省したんだから、思い出に残ることをしたい」という話になったのだとか。