◆育児への関わり意識の差から…

育児疲れ
 本来夫婦の幸せのために子どもを持つ選択をしたのに、それによって夫婦関係にゆがみが生まれてしまうのであれば、それは本末転倒です。こうした問題は、どう対処していったらいいのでしょうか。

「育児で大変だと思うのですが、男女どちらも『相手をいたわる気持ち』が重要になっていきます。女性は育児で本当に大変かとは思いますが、ご主人のケアもある程度意識を向けてほしいです。

 男性の中には、子どもがえりするケースもあるくらいなので『一緒に頑張ろうね』といった形で、余裕があれば、ご主人のニーズを満たすことは目指してみてください。

 男性側へのアドバイスも同じです。自分が置き去りにされたと感じても、性欲が満たされなくても、必死で頑張るパートナーをちゃんといたわること。また育児に主体的に関わること。まずはご自分から動きましょうと伝えますね。

 ちなみにカウセリングでは、男性側が相談に来ると『自分はまあまあやっている』といった、当事者意識の高い方が多いのですが、女性側の話を聞くと『かなり自分勝手で……』と、温度差があることは多いです」