有働アナはNHK時代に『紅白歌合戦』の司会を通算7度務めた経験があり、桑田佳祐らアーティストとの親交も深いことからMCに起用された。タッグを組む、もう一人のMCは後日発表されるという。

 名物番組だった『世界一受けたい授業』の後継番組で、なおかつ有働アナを司会に据えたことから、日テレはかなり力を入れているように見受けられる。今春の改編で日テレは土曜の21時台にドラマ枠を新設し、22時台と合わせて2枠連続でドラマ枠となるが、同番組はドラマ2枠にバトンを渡す重要な役目もある。

 しかし、業界内では「今さらゴールデン帯で音楽番組を立ち上げて勝算はあるのか」といった疑問の声も沸き起こっているようだ。

 かつて歌番組はテレビの花形だったが、現在アーティストのライブを中心としたゴールデン帯のレギュラー音楽番組はテレビ朝日系『ミュージックステーション』とTBS系『CDTV ライブ! ライブ!』くらいになってしまった。しかも、どちらも通常放送は低視聴率で、フェス形式の特番で高視聴率を獲得することがあるので何とか続いているような状態だ。