加入が発表された1月18日のスペシャルは視聴率が個人平均7.5%、世帯平均11.8%で『ヒューマングルメンタリーオモウマい店』『世界の果てまでイッテQ!』『上田と女が吠える夜新春3時間SP』に次ぐ局内バラエティの4位につけ、翌週は個人平均7.5%、世帯平均11.1%で『イッテQ』などを押さえて局内バラエティのトップに。全局のバラエティの中でもトップ5に入る健闘ぶりだった。さらに、その翌週も『笑点』に次いで日テレ内の2位になるなど好調が続いている。

 『ぐるナイ』は堅実な人気を誇る番組だが、近年は局内でトップ争いをするほどの勢いはなくなっていた。突然の視聴率アップの要因として、15日付の「デイリー新潮」(新潮社)は「高橋文哉&やす子でいきなり視聴率アップ…老舗『ぐるナイ』が日テレ『バラエティNo.1』に躍り出た」と題し、高橋とやす子のゴチメンバー加入が影響したと指摘している。

 ただ、やす子は誰もが認める売れっ子ではあるものの、熱烈なファンがいるというよりは幅広い視聴者にウケているタイプ。『ぐるナイ』以外でも多数のバラエティで目にすることから、彼女がレギュラーになったからといって数字が急激に上がることはないとみられる。そのため、業界内では『ぐるナイ』の視聴率上昇は「高橋文哉効果だろう」と推測されているようだ。

 高橋は2019年に『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)の主演を務めたことで注目され、2021年にドラマ『最愛』(TBS系)で吉高由里子演じるヒロインの弟役を好演したことで支持が急拡大し、ファッション誌「ViVi」(講談社)の人気投票企画「国宝級イケメンランキング」のNEXT部門で1位を獲得するなど女性人気が爆発した。