実はイギリスはスイーツ天国! 夏の冷たいデザートから、冬にお勧めの温かいデザートまで数多くあるんです。スーパーで手軽に購入出来るデザートから、レストランで頂けるデザート、日本では馴染みのない人気のデザートまで紹介します。
スーパーやパン屋さんでデザートを買おう
【1】トライフル(Trifle)
特に夏に人気のトライフルは、1番下はフルーツなどを使用したゼリー、真ん中はカスタード、1番上にフレッシュクリームの三層から出来ているんです。味もストロベリーやラズベリー、チョコレートなどが人気。みんなでシェアする大きなサイズから、おひとり様用のサイズまであるんです。値段も大きなサイズで£3~5(¥540~¥900)ぐらいで購入出来るんです。
【2】ヴィクトリア・スポンジ(Victoria Sponge)
バターたっぷりのスポンジケーキの真ん中に、ストロベリージャムとフレッシュクリームが挟んであるケーキ。しっとりしたスポンジケーキを、甘さたっぷりのジャムと新鮮なクリームをサンドしたケーキは、お茶のお供に欠かせないケーキで、多くのカフェでも頂く事が出来る人気のケーキ。
【3】ヴァニラ・スライス(Vanilla Slice)
ヴァニラ・スライスは、サクサクのパイ生地の間にカスタードクリームを挟んだパイ。最初にカスタードの量に驚かされるでしょう。お店によってパイが三層になっていたり、カスタードの中にイチゴが入っていたりと、違いがあるので自分好みを見つけるのも楽しみの一つ。ヴァニラ・スライスは、食べ方が難しく人前では食べにくいパイの一つ。
筆者は、上のパイを取りカスタードを付けて食べてから、残りのカスタードとパイを食べる様にしています。
【4】エッグ・カスタード(Egg Custard)
日本のエッグタルトにとても似ているデザートですが、大きさはもちろんイギリスサイズ。下はペイストリー、上には卵たっぷりの滑らかですが、固めのカスタードがのった焼き菓子。シンプルで甘さ控えめなので、日本人の口に合うデザートなんです。
【5】ファッジ(Fudge)
ファッジは、牛乳、砂糖、バターを煮詰めて作るキャラメルの様なお菓子で、口の中に入れると溶け濃厚な味が口の中で広がる、甘さたっぷりのお菓子なんです。味もチョコレート、ヴァニラ、マショマロ、オレンジなど色々な味があるんです。
イギリスでは、ファッジ専門店などもありすぐに売り切れてしまうほど。出来立てのファッジは柔らかく甘さも控えめで、日が経つにつれて少しずつ固く甘さが強くなってくるので、少量ずつ購入するのがおすすめ。
【6】ウォールナッツ・ケーキ(Walnut Cake)
クルミが入ったバターたっぷりのスポンジケーキの間に、濃厚なヴァニラ・バタークリームが挟んであるケーキ。しっとりとしていて、紅茶にとても良く合うケーキは、ティールームでも人気の一品。日持ちもするので、お土産に購入するのにも良いでしょう。
【7】レモン・メレンゲ・パイ(Lemon Meringue Pie)
パイ生地、レモンカスタード、トップにメレンゲがのったパイ。サクサクのパイ生地に、レモンの爽やかな風味が口に広がり、トップのふわふわメレンゲとの相性抜群のパイは、さっぱりしているので夏におすすめ。
【8】フレッシュ・クリーム・アップル・ターンオーバー(Fresh Cream Apple Turnover)
パイ生地の間に、シナモンが効いた煮りんごと、新鮮なホイップされたクリームが挟んであるデザート。パイ生地は軽くてサクサク、一口食べるとりんごの甘酸っぱさとクリームが口いっぱい広がるデザートなんです。クリームは甘くないので、量があってもペロリと食べられてしまいます。
【9】レッド・ベルベット(Red Velvet)
ココア味のスポンジケーキにクリームチーズがのったケーキ。色が赤いのでストロベリーやラズベリー味を想像する方もいますが、実はココア味のスポンジケーキなんです。クリームもフレッシュクリームではなく、クリームチーズを使っているので、初めて食べる方は驚く人もいるほど。
しっとりとしたココア味のスポンジケーキとクリームチーズは、相性が良く止まらなくなる味なんです。
【10】キャロット・ケーキ(Carrot Cake)
日本でも人気が出てきたキャロット・ケーキ。このケーキの歴史は古く、中世から食べられていたんです。人参をすりおろし、ナッツやレーズン、スパイスなど混ぜて焼いたケーキにクリームチーズでコーティングしたケーキは、他のケーキに比べ少しヘルシーなので、近年人気になっているんです。