◆結婚にまつわる素朴な疑問をぶつけてみたら……
思わず「うっせぇわ」のように、くせぇ口塞げや、限界です!!……と大声で歌いたくもなりますが、相手は言い返してもビクともしない、おしゃべりと噂話が大好きな“かしましオバさん”たち。三船さんが言い返したところで、1言い返したら3に、3言い返したら10と、何倍にもなって返ってきます。
そこで青島さんが思いついたのが、
「そんなに結婚、結婚と言うなら、その良さを語ってもらおう!」作戦でした。
「嫌みではなく、それだけススめてくるのだからその理由を知りたくて。だって、そんなに言うからには、結婚の良さを熟知しているはず。元々私は仕事が好きで、妹たちが結婚をしてもとくに焦っていませんでしたが、話を聞いてもしかしたらちょっとでも価値観が変わるかもしれないと思ったんです。
だから、もう本当にそのまま『じゃあおばさんたちが結婚してよかったって思うところはどこ?』『家事や育児はやっぱりおじさんたちとの協力プレイ?』『結婚したら時間やお金にも余裕できるのかな?』と思いをぶつけました。すると、あれだけピーピーうるさかった伯母たちが、一気に静かになってしまって……」
青島さんは思い出します。
彼女たちの夫は、ギャンブルにどハマりしてろくに働かないおっさん、過去に浮気して騒動になったおっさん、仕事人間で家族を大事にしないおっさんと、揃いも揃ってなかなかのダメ男揃いだったのです。
「結婚して良かったところを聞いただけで、目の前のおばさんたちの顔が一瞬で白くなってしまって。しかも誰もしゃべらないし。何も考えずに急所を突いてしまった……! と焦りました」
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