◆そっと別れを決意、何が?
「2日目は特に予定もなかったので、お昼だけ食べて帰ろうと思っていました。すると彼が『俺、どうしても行きたいところあるんだよね』と言い出したんです。どこに行くのか聞いても教えてくれないので、何かサプライズでもあるのかな?と思ってドキドキしながらついていくと、一つの神社にたどり着いたんです。
彼からすっごく嬉しそうに『ここ、陰陽師が祀られている神社なんだ!』と言われたときは、もうひっくり返りそうになりましたよ……」
その神社でお守りやグッズなどを大量に買い占める彼の姿を見た愛奈さんは、そっと別れを決意したといいます。
「その後、彼が働いていたバーのスタッフの話によると彼は私のことを『愛奈は俺の話をまったく信じてくれないから別れた』と言っていたそうです。確かに私自身、霊感はないし彼の話もほとんど流していたところはあるんですが、一体どうするのが正解だったんですかね?」
そう聞かれても、何が正解なのかは筆者にも分かりません……。読者の皆様は彼が霊の話をしたとき、どう対応するのが正解だと思いますか?
―シリーズ「夏に起きたトンデモエピソード」―
<文/結城>
【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer