また、『ゴッドタン』(テレビ東京系)などの制作で知られる制作プロダクション・シオプロの社長である塩谷泰孝も『リンカーン』出身の演出家の1人。同番組の「世界ウルリン滞在記」企画でダウンタウン・松本人志の度肝を抜いたエピソードは、あまりにも有名だ。
構成作家でも、『まつもtoなかい』(フジテレビ系)、『人志松本の酒のツマミになる話』(同)などに入っている、さだなど、『リンカーン』から巣立ったクリエイターは枚挙にいとまがない。
現在のバラエティ界は、見渡せば『リンカーン』出身者だらけだ。なぜこれほど多くの若手が育ったのかといえば、大所帯番組ゆえ限られた時間で結果を出さなければならない環境と、ダウンタウン・浜田雅功の「圧」が若手を鍛え上げたのだと、関係者は口をそろえる。
その後継である『ジョンソン』は、いったいどんな番組になるのだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)