◆ゆとり世代に対する厳しい眼差し
「これだからゆとりは!」
オフィス内で、世代が上の上司からゆとり世代の部下に対して、こういう怒号が飛んでいた時代が懐かしい。懐かしいといっても、つい10年前までは当たり前のように発せられていた。
2023年現在なら、世代間パワハラによってそんな上司は一発退場もの。さらに下の世代として、Z世代やα世代が位置付けられた。ゆとり世代に対する厳しい眼差しは、もはや過去の習わしだったようにさえ思う。
1987年生まれ。ゆとり第1世代を代表するようなキャラクターたちが登場する『ゆとりですがなにか』の放送は、2016年。
第1話冒頭で、29歳の会社員・坂間正和(岡田将生)が、レンタルおじさん麻生巌(吉田鋼太郎)を相手に、自分がゆとり世代であることを痛感する場面が描かれる。
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