◆新シーズンは初体験をめぐるインタビュー

(画像:吉本興業株式会社プレスリリースより)
(画像:吉本興業株式会社プレスリリースより)
――4月18日より『ウレアカ?』シーズン2がスタートしましたね。『マイファーストセックス』という初体験の話を軸にしたインタビュー。これまでとはテイストが全く違うものになっていて、正直かなり驚きました。

「シーズン2を考える上で大きなきっかけとなった回は、素敵じゃないかさんとの包茎の回なんです。女性の声が多く聞こえてきていた中で、あの回だけは男性が声をあげてくれた感覚がありました。

その時に、美容にこだわらずに男性の心が動くことって何だろう?と考え始めたんです。それが、もしかしたら男性が『きちんと自分を知る』ってことなのではないかと」

男性からの反響が大きかったシーズン1 素敵じゃないか包茎の回
男性からの反響が大きかったシーズン1 素敵じゃないか包茎の回
――とはいえ「垢抜ける」という本来の目的から少しルートが外れているようにも感じました。

「垢抜けるって見た目だけのことじゃないと考えています。他人の評価軸とは別の何かを持って、自分を知って、自分らしさの輪郭が見え出した時、垢抜けるんじゃないかという仮説で。男性がありのままの自分自身を知ることができれば、生きるのが楽になったり、楽しくなる。そうやってメンタルを整えることはセルフケアのひとつなんじゃないかと。

というのも、男性はあまり感情を吐露したり、それを耳にしたり機会がなく、世間的に考えられている男らしさと自身の感情が一致しない時には黙って多勢に寄せていくしかない、という声を聞いたことがあって。中でも自慢やおもしろ話ではない等身大の『性』の話はこれまであまり語られていないのではないか、ということを話し合いました。

それで、広く男性、特に若い男の子に、自分が心地好くラクに生きられる方法を見つけてもらうためのキッカケや一助になるよう、自己形成がまだあやふやだった思春期の頃の感情を中心に、初体験までの話をしていただいています。

『怖かった』『恥ずかしかった』『ダサいと思われたくなかった』などの感情を抱くことや人間関係で葛藤することは、決して不思議なことじゃないことが伝わればいいな、と思っています」