今年の『R-1』王者となった街裏ぴんくもかつては松竹に所属していた。フリー時代にスカウトされて所属したが、吉本新喜劇への加入を目指して1年ほどで松竹を退社している。
コントだけでなく、エッセイやドラマ脚本など多方面での活躍が目覚ましいAマッソも松竹の出身である。フリー時代にスカウトされ、特待生扱いで松竹の養成所に入所。その後デビュー2年で“脱竹”し、ワタナベエンターテインメント入りしている。Aマッソも、さらばと同様に退社の経緯は円満ではなかったことをたびたび明かしている。
こうした“脱竹”組が飛躍を果たす一方で、近年ではヒコロヒーやみなみかわ、なすなかにしなど松竹に所属したままでも売れる芸人が徐々に増えてきていることは確かだ。
キンタロー。の明日は、どっちだ?
(文=新越谷ノリヲ)