キンタロー。は努力家としても知られ、現在でも常にモノマネの新ネタを下ろし続けている。近年ではタレントだけでなく、“お隣の国”の天才子どもシリーズや、犬系彼女ののちゃん、さらに先日出演したYouTube「佐久間宣行のNOBROCK TV」では、本人の目の前で佐久間氏のモノマネも披露して見せた。
大手芸能事務所からの退社というとネガティブなイメージも付きまとうが、松竹からの退社組では飛躍を遂げているタレントも決して少なくない。
その筆頭格といえるのが、さらば青春の光だろう。ギャラへの不満を公言するなど事務所に対して批判的な立場をとっていたさらばに対し、松竹は「これ以上彼らの芸能活動を支えることが不可能」として事実上の解雇措置を強行。その後、さらばは個人事務所「ザ・森東」を立ち上げ、いわゆる“脱竹組”ではもっとも成功を収めているコンビとなった。
『R-1グランプリ』(フジテレビ系)を制したピン芸人にも、2人の“脱竹組”がいる。2021年王者のお見送り芸人しんいちは11年までコンビとして松竹に所属していたが、解散とともに“脱竹”して事実上の引退。その後、2年半ほどの空白期間を経てピン芸人として復帰し、グレープカンパニーに所属し、サンドウィッチマンに師事して現在のギター漫談スタイルを完成させるに至っている。