Matchbox Technologiesは、1日数時間単位の求人と働き手をオンラインでマッチングするサービス「matchbox(マッチボックス)」の、自治体公式のスポットワークプラットフォームの構築・運用をサポートしている。今回、大分県由布市は、Matchbox Technologiesと「2024年度由布市就労機会促進事業業務」として、8月1日(木)より、由布市公式のスポットワークプラットフォーム「ゆふマッチボックス」の開設とアプリケーションの提供を行う。

「matchbox」について

「matchbox」は、自社独自の人材プールを構築することで、人材の採用にかかる時間やコストを大幅に削減することができるセルフソーシングサービス。

導入企業は現役従業員をはじめ、OB・OG(退職者)、登録制アルバイトを中心とした自社独自の人材プールの構築が可能。アプリケーションを通じて、人材プールに対するシフトの共有から採用までを簡単に行うことができる。

勤務が確定した場合は、人材に合わせ雇用手続き、給与計算、支払いを全て自動化で対応。企業と働き手の信頼関係をベースとしたコミュニティを実現する。

現役従業員と外部人材を同時にマネジメントできるアプリケーションであり、人々の働き方を前進させる革新的なサービスだ。


「matchbox」のマッチングまでの流れは、募集の3時間前までに、事業所が求人する日時・人数・時給・条件等を登録。求職者が条件に合う事業所を選択し応募すると、事業所が応募者の中から勤務者を選定。選定された応募者は、当該事業所で勤務となる。

由布市の求人が「ゆふマッチボックス」に集約

今回の「ゆふマッチボックス」の開設とアプリケーションの提供により、由布市の求人が「ゆふマッチボックス」のwebサイトおよびアプリケーション上に集約され、全国から閲覧・応募することができるようになる。

プラットフォームはMatchbox Technologiesが管理保守・運用を行い、企業・事業所はMatchbox Technologiesに利用申し込みを行う。

由布市はこの事業を通じ、デジタルでの就業環境を整備し、市内企業の慢性的な人手不足緩和に向け、世代や性別を問わず、全ての人が多様で柔軟な働き方ができる環境の構築を図る。

柔軟に働くことができる求人を簡単に閲覧・応募

「ゆふマッチボックス」の開設により、働き手は1日・数時間単位の柔軟に働くことができる求人をデジタルで簡単に閲覧・応募できるようになり、企業は簡単に求人を出すことができるようになる。

由布市では高齢化や人口減少に伴い、企業数、事業所数も減少。市内企業では人材不足の状況となっており、特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光業においては、国内外からの客足が戻る中人手不足が顕著となっている。

今回、観光業だけでなく建設業や農業も含めた全業種を対象に、デジタル技術を活用した雇用マッチングシステムを構築。それにより、若年層の市外流出抑制やUIターン者の就業促進、子育て世代が隙間時間を活用した短時間勤務など、生産年齢人口を増やすとともに、誰もが柔軟に働ける地域社会の実現を図ることで、多様な人材の活躍と市内企業の生産性向上の実現を目指す。

また、「ゆふマッチボックス」の利便性の高さにより働き手が集まることで、企業が柔軟な条件の求人をより多く出すことができるという好循環のサイクルを目指している。