「日本一小さい植物園」として知られる「渋谷区ふれあい植物センター」が、リニューアルオープン1周年記念イベント「真夏のカカオ祭り」を開催!
サウンドスケープを流すほか、カカオの音楽ライブ演奏会、渋谷クラフトチョコレートのプレゼントなどを行う。
植物と食の魅力や学び、体験を発信
2023年7月29日にリニューアルオープンした「渋谷区ふれあい植物センター」。以来、「農と食の地域拠点」として、園内ではマンゴーやグアバ、コーヒー、パイナップルなどの熱帯性の果樹やスパイスを、ガーデンではレモングラスやラベンダーといったハーブ、さらにブルーベリーやオリーブなど、いずれもすべて食べられる植物を育てている。同時に、誰もが手軽に家庭菜園を始められるような講座や、生ごみを堆肥化するコンポスト講座などを開催してきた。
また、食のプロフェッショナルやクリエイター、クラフト作家など多様な外部講師を招き、スパイスやハーブを利用した食のワークショップ、オリジナルの酒やビール、お茶栽培などを実施。都会の象徴ともいえる渋谷のど真ん中から、植物と食の魅力や学び、体験を発信してきた。
昨年スタートした「夜の植物園」も好評
昨年10月には、開園時間を21:00まで延長し、「夜の植物園」としての顔も併せ持つようになった。2階にあるカフェでは、北海道産のスペルト小麦を100%使用した贅沢なピザ生地に、野菜がたっぷり入ったソースを塗って焼きあげるスペシャルピッツアや、園内のハーブを用いたドリンクを提供。ディナーでは、アニマルウェルフェアとトレーサビリティーに配慮したフードメニューを充実させ、およそ8ヶ月の間に5万人を超える人が来園したそう。
ここまでの歩みは、地域住民をはじめとした植物園を愛する多くの人、また、登録ボランティアとしてさまざまな形で運営にも携わる人の力だと考える「渋谷区ふれあい植物センター」。リニューアルオープンして2年目を迎えるにあたり、ますます愛される施設になるよう、今回イベントを開催する。
園内で音楽に耳を傾けよう
イベントの内容をチェックしていこう。
まずは、7月30日(火)~9月1日(日)の期間、17:00〜21:00に「渋谷区ふれあい植物センター」屋内全体で流される、植物が奏でる真夏の夜のサウンドスケープに注目。
園内1階にある「Music of Plants.」のコーナーは、植物たちの生体電位を採取し、それを音階に変換し、さらにそれらの音階をサウンドスケープへと昇華させた、植物が奏でる音楽を聴けるスペースとなっている。季節の植物によって変わるこの音が、1周年を記念して、夏バージョンに。園内で育てているパイナップルとジャボチカバの音階をミックスしたサウンドスケープを館内全体に流す。
続いて、8月25日(日)17:00~21:00に、「渋谷区ふれあい植物センター」屋内全体で「『カカオの音楽』ライブ演奏会」を行われる。「Music of Plants.」のライブ版を、一夜限りの特別イベントとして開催!この夏、新たに植栽の仲間に加わったハワイ生まれのカカオの樹の生体電位を採取しながら、リアルタイムで奏でられる音楽を楽しめる。